千川上水と緑道

千川上水は、17世紀末1696年、徳川綱吉の時代に、玉川上水の分水として開削されました。
昭和40年に淀橋浄水場が廃止され、玉川上水は小平監視所より下流が空堀となり、千川上水も空堀となりました。

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昭和61年の東京都の清流復活事業に伴い、千川上水は平成元年に水流が復活しました。ただし、開渠となってせせらぎが見えるのは伊勢橋(青梅街道)までで、その先は暗渠となって地下を流れています。
千川通り(補助229号線)の拡幅事業区間は、伊勢橋から立野橋までの全長約430mです。現状の道路幅員は約5.5mですが、計画では20mに拡幅し、車道11m(片側1車線)、歩道4.5m×2となる予定です。

千川通りの拡幅事業区間に隣接して、千川上水緑道があります。千川上水は暗渠となって、千川上水緑道の地下を流れています。
なお、道路拡幅事業の所管は東京都、千川上水録道の所管は練馬区となっており、担当行政機関が分かれています。